2013.02.28 Thursday
手網自家焙煎o-coffee / モノカラデザイン
ごはんをつくっていると、
時々、ビックリし過ぎるくらい
美しい色に出会う。
空とごはんの色は、
毎日見ていてもホント飽きない。
●手網自家焙煎o-coffee●
てあみじかばいせんおーこーひー
自家焙煎したコーヒー豆をつかった
スペシャリティーコーヒーと豆の販売を手掛ける
「o-coffee」の大形さん。
京都を拠点に、実店舗は持たず、
各地のイベントやオンラインショップにて、
コーヒー豆を届けておられます。
コーヒー豆を煎るのに使うのは、手網。
職人さんによる金網細工で有名な
京都・辻和金網の銀杏を煎るための道具を
改良し、豆の焙煎に使っているんだそう。
この方法だと、網を手で持つ感覚の変化や、
どの焙煎機よりも近くで観察出来るので、
生豆の変化によりきめ細やかに対応することが可能に。
扱うのは、ブラジルからやってくる
「キャラメラード」という豆のみ、現在1種類。
五感を総動員し、
じっくりと時間をかけて、火を入れることで、
柔らかくて優しい味に仕上げるという自慢のコーヒー豆。
今年の始めには、
タイへコーヒー農園を訪ねる、コーヒー旅に
出掛けられていたというo-cofeeさん。
コーヒーに対しての深い気持ちが、
自由で心地よい風みたいに、
ぴゅーぴゅー感じるのは、
いただいたメールの最後の言葉のせいかなー。
「楽しみにしててください。
うちのコーヒーは美味しいですよぉー。」
手網自家焙煎o-coffee → ●
●モノカラデザイン●
一点一点手描きによる絵付けを施した
陶器をつくる「モノカラデザイン」さん。
陶芸を始められたのは15歳の頃(!)だそうで、
粉引に鉄絵、というスタイルで、
もう10年以上作陶を続けられているというから、
ビックリです。
表面に突起があると、絵が描けないため、
キメの細かい赤土をつかい、
濃いめの白化粧をかけることにより、
きれいな白とぽってりとした佇まいを持つ陶器をつくり、
そこへ、ハリネズミやパンダ、シロクマなどの動物の絵を
筆をつかって一本一本の線を描く。
と書くと、かわいらしいものが思い浮かぶかもしれませんが、
白いうつわに黒の線で描かれた動物は、
リアル過ぎず、イラストのようでもなく、
独特の佇まいを持っているもので、
どの工程も、出来上がりのイメージをしっかり捉えて、
そこへ向かって、確実に丁寧に仕上げていくような、
モノカラデザインにしか描けない絵だと
自負しています。
という言葉に強い説得力を感じるうつわたち。
photo by sawada takunobu
早く手に取って、感じてみたい。